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喪服の買取相場は?種類別の値段まで徹底解説します!

喪服の買取相場は?種類別の値段まで徹底解説

着物の喪服の買取を考えている方に、損をしないで高く売るための方法をお伝えします。喪服の買取相場や、どんな喪服が高く売れるか、詳しく解説しています。

 
遺品整理や断捨離をしている方で、「着物の買取ってよく聞くけれど、着物の喪服も売れるのだろうか」と気になっている方も多いと思います。また、タンスの中に不要な喪服があって、売れるものなら売りたいなあと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では喪服を買い取ってもらうベストな方法をご紹介するとともに、どんな喪服が高く売れるかについてご紹介しています。

この記事はこんな人にオススメ
  • 喪服とは何か知りたい人
  • 喪服をより高く買取してくれる業者の選び方を知りたい人
  • 喪服の買い取り相場が決まるポイントを知りたい人
  • 高く売れる喪服を知りたい人
  • 少しでも高く売るためのコツを知りたい人

大切な喪服を売って後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

喪服の特徴は?どんな着物? 

地域や、家庭によって違うとは思いますが、お葬式で和服の方を見かけることが少なくなりました。以前は、親族の女性はみんな着物の喪服でしたが、この頃は喪主や、喪主の奥様であっても、洋装の方が多くなってきました。また、家族葬が増えてきたことも、着物の喪服を着なくなったことに関係しているように思います。
着物の喪服は黒紋付ともいい、女性の第一礼装で、格が大変高い着物です。色は黒で、両胸と両袖、背中心の5か所に紋が入っています。お通夜・告別式や、法事の時に着用します。宝塚歌劇団の方たちの正装は黒紋付に緑の袴で、一般女性も卒業式の時には黒紋付と袴を合わせてもよいそうです。しかし、一般的には、黒紋付は黒い喪服用の帯(喪帯)と合わせて、告別式で着るという方が多いです。
以前は、嫁入り支度として、結婚する際に、実家で留袖・色留袖・訪問着・色無地・小紋・大島などたくさんの着物を用意したようですが、この頃はそのような風習も少なくなりました。それでも、着ないかもしれないけれど、無いと困るかもしれないから…と、黒紋付一式だけは持たせるというご家庭もあります。
でも実際には、「黒紋付は着ない。お葬式も、法事も、洋装のブラックフォーマルの方が楽。これからも着ないと思う。」と感じている方は、きっと少なからずいらっしゃるでしょう。
一般的に、着物の喪服というと黒紋付と黒い喪帯ですが、実は、略礼装として、グレーなどの地味な色の1つ紋の着物に黒い帯を合わせたり、黒紋付にグレーの帯を合わせたりすることもあります。「色喪服」とも呼ばれています。親族でないのに黒紋付に黒い帯は重々しすぎる場合や、年数がたった法事の場合などに着用します。地味な色無地は、喪服としてよりも、色無地の着物として買い取ってもらった方が高く売れるでしょう。グレーの帯で、「夢」などの文字が織り出してある帯がタンスの中にあったら、それは略礼装の喪服用の帯です。

喪服の買取をしてくれるのはどこ?

着物の買取をしてくれるのは、リサイクルショップ、着物専門買取業者です。また、買取ではありませんが、フリマサイトや、オークションサイトで売るという方法もあります。しかし、着物の中でも、喪服となると、取り扱っていないという業者も多いようです。
「着物の買い取りします!」と、よく宣伝しているのに、なぜ取り扱っていないのか、不思議に思う方もいるでしょう。理由を説明します。
第一に、最初に書いたように、お葬式などで、黒紋付を着る方が減ってきたので、買い取っても、リサイクル着物の需要がないということがあります。
第二に、紋がついているので、リサイクル着物として売りづらいのです。そのため、買い取ってくれない業者が多いのです。5つも紋が入っているので、紋を入れ直す場合はとてもお金がかかります。
第三に、結婚する際にあつらえるというパターンが多いので、黒紋付を中古で買おうという人が少ないのです。
このような理由で、黒紋付はリサイクル市場での流通が難しく、結果的に、買取が難しいということになります。
では、喪服の買取は無理なのでしょうか?
リサイクルショップ、着物専門買取業者、フリマサイトやオークションサイトそれぞれについて、喪服の買い取りについてメリット・デメリットとともについて解説します。

リサイクルショップ

喪服の買い取りはしないというショップが多いようです。
リサイクルショップのメリットとしては、店舗数も多く、気軽に利用できる点です。また、着物関係以外で買取を希望する物がある場合は、まとめて買い取ってもらえるという点もメリットです。
デメリットとしては、喪服は買い取ってもらえない場合が多いということです。

着物専門買取業者

喪服の買い取りについては、扱っている業者もあれば、喪服は扱わないという業者もあります。
メリットとしては、着物についての専門知識のある人が査定するので、価値のあるものをちゃんとわかって査定してくれることです。
デメリットとしては、リサイクルショップに比べて実店舗数が少ないことでしょうか。

フリマサイトやオークションサイト

喪服の出品は、禁止されているわけではないので出品することはできますが、ほぼ売れません。売れれば、
買取業者より高い値段で売れる場合もあることがメリットです。
デメリットとしては、いつまでも売れない可能性が極めて高いということです。たとえ売れたとしても、送料や手数料を考えると、あまりお勧めできません。

おすすめは着物買取専門業者

このように比較した結果、私のおすすめは着物買取専門業者です。着物や喪服のことはよくわからないけどなるべく高く売りたいという方、早く整理したい、確実に売りたいと考えている方は、知識の豊富な着物買取業者に任せるのが安心です。
喪服を扱っているかを、ホームページで確認したり、メールや電話で問い合わせたりして、買取をしている専門業者を選ぶようにしましょう。

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喪服の種類

喪服は、着る時期によって、袷(あわせ)と絽(ろ)に分けられます。

袷(あわせ)

袷というのは、着物の仕立て方で、裏地のついたものです。春・秋・冬の3シーズン用です。もし、1枚しか黒紋付がなければ、おそらくそれは袷の喪服です。

絽(ろ)

絽というのは、本来は薄く透き通った絹織物のことを言いますが、喪服の場合は、夏用の、裏地がついていない透けた着物を指します。黒紋付が2枚あれば、おそらく、1枚が袷で、もう1枚は絽の可能性が高いです。絽にも、正絹とポリエステルがあります。絽の着物は透け感もありますが、写真のように、横に細い線が入ったような織り方をしているので、見分けがつきます。

喪服の買取相場

喪服の買取相場は、数百円から2000円です。
査定のポイントは、

  1. 保存状態がよいか
  2. 有名呉服店や有名ブランドなどの高級品であるか

これらによって、査定価格は大きく変わります。

どんな喪服が高く売れるのか

買取相場のところでも書いたように、保存状態・有名呉服店や有名ブランドなどの高級品かどうかがポイントです。
詳しく説明します。

保存状態

汚れやシミ、カビなどがあると、程度によっては買い取ってもらえない場合もあります。黒一色の喪服は、汚れがあると目立ちやすいのです。着物は、着るたびにクリーニングに出しませんし、家で洗えません。めったに着ない喪服の保管状態が悪いと、食べ物の汚れが染みになっていたり、カビが生えていたりすることがあります。
未使用の喪服は、状態がよければ、買取価格の上乗せが期待できます。でも、未使用でも、しまったままでカビが生えていることもあります。汚れのない喪服が、高く売れます。

有名呉服店や有名ブランドなどの高級品

喪服は、一般の着物と違って、○○織などの産地が特にあるわけではありませんし、作家物がありがたがられるわけではありません。老舗有名呉服店の物や絹生地の品質が高いもの、染の技術が高いものが、高級品として扱われています。有名メーカーである「伊と幸」などの商品は、反物の端にブランド名が織り込んであります。着物に仕立てるときに、その端は不要となりますが、高級品の場合は、仕立てあがった着物と一緒に、切れ端も納品されます。また、呉服店の名前(タグ)が、着物に縫い込まれている場合もあり、そのお店が有名な老舗呉服店であれば、買取価格の上乗せが期待できます。

喪服を売る上で失敗しない高く売る方法

では、喪服を売る場合に、気を付けることをまとめてみます。

専門の査定員に査定してもらおう

買いたたかれないように、着物の価値がわかる査定員のいる業者にお願いしましょう。

喪服を買い取ってくれる業者か確認しよう

業者によっては、喪服を扱わない業者や、「無料で引き取ります」といって、値が付かない業者もあります。喪服を査定してくれる業者かどうか、確認してから見てもらいましょう。

売るなら早めに

年数がたてばたつほど、しみ・焼け・変色・カビ・しわなどによるダメージが悪化し、価値が下がります。着る予定がない喪服、タンスの肥やしだからそのうち売ろうと思っている喪服であれば、早めに売る方が、少しでも査定額が上がるでしょう。

生地の切れ端、着物を包んでいた紙(たとう紙)も捨てないで一緒に査定してもらう

喪服が、購入したお店の名前の入ってたとう紙にくるまれていたり、生地の切れ端が保管されていたら、変色したり破損したりしていても、査定の時にそのまま見せてください。場合によっては、査定額が上がることもあります。

小物類も一緒に査定してもらう

喪服の時の小物は、専用のものが使われます。帯、長じゅばん(真っ白です)、バッグ、草履はもちろん、帯締め・帯揚げもきっとあるはずです。また、帯枕・伊達締め・帯板・腰ひも・コーリンベルトなども黒色の物が用意されている場合もあります。夏用の絽の喪服があれば、夏用の帯・長じゅばん・帯締め・帯揚げがあるかもしれません。関係ありそうなものは、すべてセットで査定してもらうと、高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。草履やバッグは、オールシーズン使います。

仕付け糸はそのままで

未使用の着物は、袖や裾などに仕付け糸がついています。長く保管している間に、糸が途中で切れたり、見苦しくなっている場合もありますが、直したり、抜いたりしないで、そのままにしておいてください。仕付け糸のついた着物は「未使用」であることが一目でわかるので、買取価格の上乗せが期待できます。

クリーニングに出したり、自分で洗濯したりしない

しみ・焼け・変色・カビなどによるダメージがあると、査定に響きます。でも、クリーニングや染み抜きなどに出すことはおすすめしません。着物のクリーニングや染み抜きは、洋服のクリーニング・染み抜きよりも高額です。お金をかけても、査定額よりクリーニング代・染み抜き代の方が高くなってしまいます。また、自宅での洗濯や染み抜きなどもやめましょう。かえって汚れを広げたり、目立たせてしまったり、布を傷めたりすることになりかねません。自分でいじらず、そのままの状態で査定してもらいましょう。

有名呉服店のものやブランド絹の喪服は比較的高く売れる:まとめ

喪服を売りたいときに、どこで売ったらよいのか、どんな反物が高く売れるのか、また注意点について解説しました。

  1. 喪服を査定してくれる着物専門の業者で売る
  2. 有名呉服店のものやブランド絹の喪服は比較的高く売れる
  3. 切れ端やたとう紙、小物類も一緒に査定してもらう
  4. 喪服がよごれていても、そのままにする
  5. 売るなら、早めに売る

このようなことに気を付けて、少しでも高く買い取ってもらい、必要としている人に使ってもらいましょう。

喪服以外の着物の相場もまとめてみました