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反物の買取相場は?種類別の値段まで徹底解説します!

反物の買取相場は?種類別の値段まで徹底解説

遺品整理や断捨離をしている方で、「着物の買取ってよく聞くけれど、反物は売れるのだろうか」と気になっている方も多いと思います。また、タンスの中に不要な反物があって、売れるものなら売りたいなあと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では反物を買い取ってもらうベストな方法をご紹介するとともに、どんな反物が高く売れるかについてご紹介しています。

この記事はこんな人にオススメ
  • ✔反物とは何か知りたい人
  • ✔反物をより高く買取してくれる業者の選び方を知りたい人
  • ✔反物の買い取り相場が決まるポイントを知りたい人
  • ✔高く売れる反物とを知りたい人
  • ✔少しでも高く売るためのコツを知りたい人

大切な反物を売って後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

反物の特徴は?どんな着物?

反物というのは、着物になる前の生地です。幅が34cmから36cmくらい、長さが12m前後で、筒状の芯に巻物のように巻き付けてあります。芯やカバーなどに、素材や、用途が書いてある場合もあります。この反物を使って、着物や、着物の下に着る長じゅばん、コート、羽織などを仕立てます。
着物の買取については、コマーシャルなどでもよく宣伝しているので、ご存じの方も多いでしょう。実は、着物になる前の反物も、買取してもらえます。着物よりも、反物の方が高値が付く場合もあるのです。
その理由について、お話ししますね。
着物買取で買い取った着物は、中古の着物として売られます。ところが、中古市場に出回っている着物は、サイズが小さめのものが多いのです。日本の女性の体格が変化し、身長が160cm以上ある女性が増えました。「着物女子」と呼ばれる着物好きな女性も、主流ではありませんが、少しずつ増えてきています。そのような人たちは、自分の背丈に合った着物を、なるべくリーズナブルに仕立てるために、中古反物を探しているのです。
ですから、タンスの中の反物もお宝なのです。

反物の買取査定をしてくれるのはどこ?

反物の買取をしてくれるのは、リサイクルショップ、着物専門買取業者です。また、買取ではありませんが、メルカリなどのフリマサイトや、ヤフオクなどのオークションサイトで売るという方法もあります。
それぞれについて、メリット・デメリットについて解説します。

リサイクルショップ

メリットとしては、店舗数も多く、気軽に利用できる点です。また、着物関係以外で買取を希望する物がある場合は、まとめて買い取ってもらえるという点もメリットです。
デメリットとしては、着物や反物についての専門知識がある人が査定するわけではないので、一般的には低めの査定額が付くようです。

着物専門買取業者

メリットとしては、着物や反物についての専門知識のある人が査定するので、価値のあるものをちゃんとわかって査定してくれることです。リサイクルショップより、査定額が高めにつくことが多いようです。また出張買取や宅配買取や店頭買取など充実しているところもチェックするところです。
デメリットとしては、リサイクルショップに比べて店舗数が少なく、あまりなじみがないため、不安を感じる方もいることでしょうか。専門業者もたくさんありますので、見積もりを取って、複数の業者を比較して高く買い取ってくれる業者に決めるというのがよいでしょう。

フリマサイトやオークションサイト

オークションサイトの出品に慣れていて、着物の知識もある方は、オークションサイトをお勧めしますが、そうでなければ、手続きが複雑なので、あまりお勧めできません。
フリマサイトは、出品経験や購入経験がある方も多いと思います。
フリマサイトで反物を売るメリットは、自分で価格を設定できるので、買取業者より高い値段で売れる場合もあることです。
デメリットとしては、それなりの知識が必要で、いつまでも売れない可能性もあるということです。どのような反物であるか説明をしっかり書き、質問にきちんと答え、適切な値段をつけないと売れません。値下げ交渉への対応や、売れた後も梱包・発送・コメントのやり取りなどの手間がかかります。売れた反物が説明と違った場合、購入者とトラブルになる場合もあります。また、出品したからといって、売れるとは限りません。私事で恐縮ですが、以前出品した反物がなかなか売れなくて、どんどん値下げした結果、売れる事には売れたのですが、送料が高く、手数料もかかったので、最終的に赤字になりました

おすすめは着物買取専門業者

このように比較した結果、私のおすすめは着物買取専門業者です。反物のことはよくわからないけどなるべく高く売りたいという方、早く整理したい、確実に売りたいと考えている方は、知識の豊富で高価買取が可能な着物買取業者に任せるのが安心です。

反物の種類

反物は、素材によって、正絹・麻・木綿・ウール・化繊などに分けられます。

正絹(しょうけん)

正絹(しょうけん)
絹100%の反物です。蚕の糸によって織られた、貴重な織物です。滑らかな肌触りや美しい光沢をもち、人気があります。糸の紡ぎ方、染め方、織り方、模様の描き方などにより、様々な種類があります。

麻
主に、夏用の着物に使用されます。涼しく、張りがあります。上布とよばれる高級なものもあります。

木綿

普段用の着物に使われています。浴衣地も、木綿です。また、木綿の反物は、筒型の芯に巻かれないで、平らに折りたたまれている場合もあります。それも、反物です。木綿以外でも平らな場合があります。
木綿は普段着なので買取の対象にならない場合もありますが、木綿の中には、びっくりするほど高級な久留米絣などもあるので、よくわからない場合は、査定だけでもしてもらった方がよいです。

ウール

ウールは、羊の毛から糸をとって織られたものです。冬暖かいので、普段着として利用されてきました。ただ、ウールはセーターなどもそうですが、虫が付きやすいので、虫食いの穴があいてないか確認してください。虫食いの穴があいていると、値段が付かない可能性もあります。また、洋服の生地としてのウールは高級品のイメージがありますが、和服ではあまり高級品という位置づけではありません。

化繊(ポリエステルなどの化学繊維)

反物としての需要はあまりないかもしれません。ブランドものや、幅が広いもの、最新の優秀なポリエステルなどでしたら多少査定額が上がるかもしれません。

反物の買取相場

有名作家の落款
有名作家の落款2
画像引用:元玉那覇有公 |人間国宝 | 響庵-兎優染房 とうせんぼう
元証紙説明
画像引用:元証紙説明 – 本場奄美大島紬協同組合
反物の買取相場は、良いものであれば1万円から10万円の査定がつくようです。
査定のポイントは、

  1. 保存状態がよいか
  2. 有名産地や、伝統工芸品であることを示す証紙がついているか、人間国宝をはじめとする有名作家の落款
    があるか
  3. 色やデザインが需要のあるものか

これらによって、査定価格は大きく変わります。正絹で価値が高いと認められれば数万円の値が付くこともありますが、正絹であっても、期待するほど値が付かないこともあります。大島紬・結城紬などは10万円から20万円の査定額が付くこともあります。また木綿や麻でも同様に、伝統工芸品であれば1万円以上する場合もありますが、ほとんど値が付かないこともあります。

どんな反物が高く売れるのか

買取相場のところでも書いたように、保存状態・産地や作家もの・色やデザインなどがポイントです。
詳しく説明します。

保存状態

反物は未使用なので、汚れはないと思うかもしれませんが、実は、保管の仕方により、しみ・焼け・変色・カビ・しわなどによるダメージが生じていることも多々あります。そのようなダメージのない反物が、高く売れます。

有名産地や、有名作家のもの

有名産地や、有名作家のもの

着物愛好家が大好きなブランド・結城紬、大島紬、牛首紬などの買取価格

反物には証紙が貼りついています。有名な紬は10万円以上で売れることもあるようですが、大島紬にも、いろいろな種類があるので、大島紬の証紙があっても、すべての大島紬が10万円で売れるわけではありません。
京友禅や加賀友禅、西陣織、黄八丈、久留米絣、越後上布、琉球紅型、琉球花織なども人気があります。
有名作家物は、反物に落款があります。反物の最初の部分に証紙も貼ってあります。ただ、さほど有名でなくても、作家の落款がついていることはあるので、落款がついていたらすべて高く売れるわけではありません。

色やデザイン

大正浪漫は人気があるので、華やかな色柄の反物はアンティークとして需要があります。また、逆にシックな着物も人気があるので、黒っぽい地味な反物も、専門家が見れば価値が高い場合もあります。証紙のついている大島紬でも、柄によっては査定額があまり上がらない場合もあります。購入時に高かったかどうかではなく、今需要があるかどうかがポイントなので、中古反物を扱っている専門家の判断によります。

反物を売る上で失敗しない高く売る方法やコツ

では、反物を売る場合に、気を付けることをまとめてみます。

専門の査定員に査定してもらおう

買いたたかれないように、着物や反物の価値がわかる査定員のいる業者にお願いしましょう。

合い見積もりを取ろう

着物買取業者であっても、業者によって査定額は違ってきます。少しでも高く売りたいのであれば、合い見積もりをとることを、お勧めします。

売るなら早めに

年数がたてばたつほど、しみ・焼け・変色・カビ・しわなどによるダメージが悪化し、価値が下がります。また、それほど古くない反物であれば、古臭いデザインになってしまわないうちの方が、高く売れるでしょう。着物に仕立てる予定がない、タンスの肥やしだからそのうち売ろうと思っているのであれば、即実行に移した方が、少しでも査定額が上がるでしょう。

証紙はもちろん、包装紙、箱、カバーなどはそのまま取っておく

もし、反物が、購入したお店の包装紙にくるまれていたり、箱に入っていたり、ビニールのカバーがついていたら、変色したり破損したりしていても、査定の時にそのまま見せてください。包装紙や箱、カバーなどからわかる情報によって、査定額が上がることもあります。証紙は、普通、反物に貼り付けてあります。はがさないようにしましょう。

クリーニングに出したり、自分で洗濯したりしない

しみ・焼け・変色・カビなどによるダメージがあると、査定に響きます。でも、クリーニングや染み抜きなどに出すことはおすすめしません。着物や反物のクリーニングや染み抜きは、洋服のクリーニング・染み抜きよりも高額です。お金をかけても、査定額よりクリーニング代・染み抜き代の方が高くなってしまいます。また、自宅での洗濯や染み抜きなどもやめましょう。かえって汚れを広げたり、目立たせてしまったり、布を傷めたりすることになりかねません。自分でいじらず、そのままの状態で査定してもらいましょう。

高価買取を求めるならやはり着物専門業者:まとめ

反物を売りたいときに、どこで売ったらよいのか、どんな反物が高く売れるのか、また注意点について解説しました。

注意点
  1. 着物専門の業者で売る
  2. 有名産地や有名作家の物は高く売れる
  3. 証紙や、包装紙、箱、カバーもつけたままにする
  4. 反物がよごれていても、そのままにする

このようなことに気を付けて、少しでも高く買い取ってもらい、必要としている人に使ってもらいましょう。